セコムグループ 看多機とサ高住を併設
医療法人社団つくし会(東京都国立市)とセコムグループ傘下の荒井商店(同渋谷区)は14日、看護小規模多機能型居宅介護「オリーブ」とサービス付き高齢者向け住宅「リーフエスコート国立富士見台」が併設した、国立市初となる「医療・福祉系複合建物」の開設式を行った。
同施設は、1階に看多機、2~4階にサ高住を併設した複合施設。国立市では、看多機・サ高住それぞれが初の開設となる。
医療法人社団つくし会が運営する看多機「オリーブ」は、登録定員29名、デイサービス定員18名、ショートステイ定員9名。併設する訪問看護ステーションおよび居宅介護支援事業所の運営もつくし会が担う。
荒井商店が運営する「リーフエスコート国立富士見台」は、25・68平米から56・76平米まで居室は8タイプで全46戸、2人入居も可能だ。自立者向けではあるが、「看多機を併設する施設として、退院後の受け皿や在宅復帰を目指す役割も果たしていく」との方針。すでに20室が契約済みという。
コンセプトは「地域のために、地域と共に」。サ高住入居者および看多機利用者の見守り・安否確認サービス「セコム・マイドクタープラス」を、500メートル圏内の近隣住民も利用できるようにし、「日本で一番地域に開かれた複合施設」を目指す。
開設式では、国立市の永見理夫市長が登壇し「様々な事業主体が、官だけでなく民の力を尽くして超高齢社会の課題を乗り越えようとしている。地域共生社会の実現に向かいたい」とコメント。つくし会の新田國夫理事長は「従来も、地域包括支援センターと一体で在宅医療の相談窓口を運営してきた。今回の施設にもこの窓口を併設している。地域交流スペースも活用し、市民が集まる場所にしたい」と述べた。
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