創生事業団が全株式取得で年商350億円規模へ
創生事業団(福岡市)は7月18日、未来設計の全株式を取得。また、未来設計関連会社の調剤薬局運営会社であるウェルネスプランニングの事業譲渡を同時に受けた。株式取得金額及び事業譲渡代金は非公表。未来設計グループの代表には、創生事業団の伊東鐘賛社長が就任した。
創生会グループ全体で約8400床
未来設計は、37施設(介護付有料老人ホーム29施設)2240床の高齢者施設を東京・神奈川・埼玉・千葉の首都圏で運営。現在の売上高は約110憶円で、ウェルネスプランニングは約8億円。来年3月までに3施設の新規開設を予定している。
創生事業団は、「未来設計以外にも具体的な案件として、北海道、東北で2件の事業承継案件が進行中。500床の増加を予定している」と話す。
創生事業団の総施設数170施設に
創生事業団を含む創生会グループは、創業45年の歴史があり、福岡・佐賀・長崎・東京・神奈川・宮城・北海道で事業を展開。今回の未来設計の事業承継により、総施設数は170施設、総定員数は約8400床となった。総従業員数は約5200名で、売上高は約350憶円規模となる見込みだ。
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同グループは、近年複数の介護事業者の破産に伴う事業譲渡(2014年エルダーホームケア、15年コバヤシ・ファシリティーズ、17年ほくおうグループ)を受け、行政や裁判所などとの協力関係の中、数年内での事業再生を行ってきた実績を持つ。
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