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ヒューマンホールディングス(東京都新宿区)傘下のヒューマンライフケアは昨年12月18日、技能実習生3人をインドネシアから受入れた。講習後、2月から介護付有料老人ホーム「ヒューマンライフケア浦和の樹」で実習を開始する予定だ。専門的な知識・技術を学べる独自の外国人向け教育プログラム「KAIGOマイスター」により、早期から高い水準の介護知識・技術を学ぶ。

 

 

今回受け入れたのは、インドネシアの大学で看護学などを修めた技能実習生。現地で日本語教育を受け、N3を取得した実習生もいるという。
瀬戸口信也社長は「介護職種の技能実習2国間調整が、他国と比較して順調に進捗していることや、インドネシアにおける日本語教育機関の教育レベルが高いため、まずはインドネシアからの受入れに至った」と話した。

 

講習では、単語は分かりやすいように英語に変換するなど工夫しながら講義を行い、1つひとつの言葉を理解しながら学んでいるという。「実習生は資料を見ながら講師の発する単語を確認したり、メモをとりながら学んだりしており、熱心に講習を受けている。日本語も上達しているため、翻訳機を持参したが不要だった」
実習で使用する「KAIGOマイスター」は、介護技術レベルを認定する同社の社内資格「ケアテクニカルマイスター」をベースに開発、基礎的な介護知識・技術が習得可能だ。学習管理システムに対応したeラーニングシステムや動画教材を活用して、時間や場所を選ばずに学習を進められるため、早期から高い水準の研修を受けられる。原則6ヵ月間のカリキュラムを修了し試験に合格すると、資格認定証が発行される。

 

また、同社は、ベトナムで看護などを学ぶ学生をインターンシップとして国内で受け入れる取組みにおいて、ベトナムの3大学と協定を締結。日本の介護施設や医療機関で学ぶ学生に対し、「KAIGOマイスター」を提供する。
同社は「今後も、実習生の受入れを拡大する予定だ。ベトナムなどからの受け入れも検討し、海外への日本式介護の普及・拡大に貢献したいと考えている」と語る。

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