有料老人ホームやグループホーム、コミュニティカフェなどを運営するアプルール(神奈川県藤沢市)は、新しい職種として「ガーデンケアスタッフ」を設け、潜在的な介護士の掘り起こしと人材確保に取り組んでいく。
アプルールは1981年に創業し、横浜市、鎌倉市、藤沢市、秦野市で、介護付有料老人ホーム2施設、住宅型有料老人ホーム4施設、グループホーム1施設のほか、コミュニティカフェの「りせっとcafe」を展開している。
同社が運営する施設では、入居者の生活を豊かにするために、入居者とスタッフが好きな事を共有する「好き特化サービス」を導入。現在、「犬が好き」「子供が好き」「ガーデニングが好き」「旅行が好き」など、それぞれ「好き」が集まる特化サービスホームを提供している。
「アプルール横浜いずみ」は、ガーデニングが好きな人が集まる「ガーデニング特化型ホーム」として、「育てていく庭」をコンセプトに施設敷地内の100坪強の庭を入居者とスタッフでイギリス式庭園へと育てていく。豊富な知識と経験を持つ「横浜イングリッシュガーデン」のガーデナーをアドバイザーとして迎え、スタッフが継続的に研修を受けることで、専門性の高いガーデニングサービスの提供を目指す。
2019年より新しい職種として「ガーデンケアスタッフ」を設け、ガーデニングが好きな人に新たな働き方を知ってもらい、潜在的な介護士の掘り起こしと人材確保に注力する。
通常のケアスタッフは基本的に介護の仕事が主となるが、「ガーデンケアスタッフ」は入居者と一緒に庭いじりや、ガーデンイベントのプランニング、イングリッシュガーデンの管理などが主な仕事で、時々介護の手伝いをしていくという。
「介護士の資格を持っていても、他の職種に就いている人たちが少しでも戻ってきてくれると介護業界は助かります。今後も弊社では、介護業界に新たな働き方・職種を導入しいく予定です」
この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローしよう
Follow @kj_shimbun