三井住友海上あいおい生命保険(東京都中央区)は3月29日、認知症の当事者やその家族の日常生活を疑似体験できるバーチャル・リアリティ(以下、VR)映像の提供サービスを開始したと発表した。映像提供協力はシルバーウッド(千葉県浦安市)。
VRによる体験を通じて、認知症者の行動や気持ちを想像・理解し、認知症に対する偏見をなくしていくことの支援を行っていくとしている。
活用方法は、同映像のチラシに掲載されている2次元コードをスマートフォンで読み取り、専用のスコープを使用。同社が全国で主催している健康・医療がテーマのセミナーなどにおいて実施していく。これまでも「白内障の見え方」「分子標的治療の世界」などのVR映像を提供してきた。
今回の映像は「VRやすおじいちゃん物語」。二部構成で、パート1では「物忘れ」を主症状とするやすおじいちゃんが周囲の人の対応や雰囲気からどんどん嫌な気持ちになり、家から逃げるように出ていくストーリー。パート2は逆に家族の対応の仕方によって、やすおじいちゃんが安心した気持ちで家族と楽しく過ごすストーリー。
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