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東海地方を中心に介護・医療のコンサルティングと高齢者施設運営を手掛けるグローバル総合研究所(名古屋市)は、医療ケア重点の事業展開を行い、ショートステイ、デイサービス運営を強みとしている。

ショート・デイに強み

同社はショート(36床)とデイ(定員40名)の複合施設「シンシア大和」(神奈川県大和市)を4月に開設。「シンシア大和」の開設で自社運営の施設数が50を超えた。
医療依存度の高い利用者も受け入れられるよう、看護資格を持つ職員を24時間体制で配置。「胃ろう」や「在宅酸素」「喀痰吸引」などが必要な利用者にも対応する。看護師確保のため、待遇の向上、1時間単位の有休、定年の延長(70歳)・再雇用制度の導入など、働きやすさを向上させている。全従業員約1000名のうち約300名が看護資格を持つ。

事業展開はショートとデイが中心。ショートのオペレーションは難しく、参入のハードルが高い分、近隣にショートがなく潜在的なニーズのある地域が多いという。川崎市内に開設したショートでは、56床が毎日満室だという。コンサルティング業で培った運営・新規開設場所選定のノウハウを活かし自社施設運営を行う。
「年間2~3施設を目安に、ニーズの多い関東近郊を中心に開設を進める」(鷲見厚司専務)

同社は1997年創業。05年より自社ブランド「シンシア」の施設運営を開始した。介護付有老、ショート、デイなどを展開している。

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