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11月、セントケアが導入

 

セントケア・グループで介護ロボットの企画・販売のケアボット(東京都中央区)は、11月よりAI搭載の人型介護支援ロボット「アイオロス」の販売を開始する。高齢者施設内での間接業務を担い、介護スタッフの負担を軽減する。

 

「アイオロス」は米国のアイオロス・ロボティクス社が生活・介護支援を目的に開発・製造したAI搭載の人型ロボット。日本で先行発売する。AIを搭載し、施設内での様々な動きを学習・蓄積。介護スタッフを助けるよう自律的な働きをするようになるのだという。

アイオロスには人間の腕にあたる「ロボットアーム」があり、洗濯物やゴミなどを運んだり、指示した小物を取ってきたりといった動きが可能。宅配便の荷物など初めて持つ物でも力の加減を調整できるのだという。
顔認証機能により、利用者やスタッフを個人ごとに認識し、「姿勢検知」により後ろ姿でも個人を特定することができる。

 

 

足元にも多数のセンサーがあり障害物を避け自立走行。アームでボタンを押してエレベーターの乗り降りも可能だという。夜間の施設内巡回の際、自らフロアを移動し、さらにはアームを使って引き戸を開閉。視覚によって対象者の姿勢・体位を検知し、異常があれば映像をスタッフに送り知らせる。
11月からはセントケアが千葉県内で運営するグループホーム、ショートステイ、デイサービスの複合施設でアイオロスを導入する。見学も随時受け入れるという。

 

 

ケアボットはこれまで、服薬支援ロボット、離床・徘徊センサー、パワースーツ、コミュニケーションロボットなど高齢者施設向けのロボット、センサーを多数扱ってきた。満を持して人型ロボットの販売を開始する。
アイオロスの価格はレンタルで月額15万円(初回3ヵ月は月額20万円)。
「アイオロスが施設内の間接業務を担うことで、介護スタッフの生産性を向上させる」(ケアボット・本谷春洋社長)

 

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