「訪問理美容サービスガイドライン作成委員会」が先月、立ち上がった。人材紹介や訪問美容を手がけるミライプロジェクト(東京都渋谷区)が代表団体。経済産業省の「令和元年度健康寿命延伸産業創出推進事業」として実施している。
2000年の介護保険制度導入以降、訪問理美容サービスは、ただ髪をカットするいわゆる「特養カット」から、それぞれの要望に応え、高齢者の生きがいや社会参加をサポートするものへとサービスのあり方が変わってきている。
訪問理美容事業者は利用者の健康状態や介護状況を含めたケア・サービス品質、利用者の個人情報保護、コンプライアンス遵守といった本来の資格業務を超える役割や対応が求められている。
しかし、現在理美容の国家資格基準や衛生管理要領以外のガイドラインが存在していない。本事業では、訪問理美容のガイドライン等を策定することで、介護事業者や利用者が合理的にサービスを選べるようにすることが狙い。
先月28日には第1回委員会が開催された。来年2月にガイドラインの策定、3月には訪問美容事業組合(仮称)の設立を予定している。
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