検索エンジンで、「家電製品協会 ユニバーサルデザイン」と入力し検索すると、一般財団法人家電製品協会(東京都千代田区)の運営する「ユニバーサルデザイン配慮家電情報サイト」がヒットする。そこには、現在販売されている、高齢者・障害のある人にも使いやすい工夫が施された家電製品が6つの種別に分かれて紹介されている。
その6つとは、AV・情報家電(映像・音響・通信)、キッチン家電(調理・洗浄)、家事家電(洗濯・掃除)、空調・季節家電、美容・健康家電、照明・住宅設備・その他である。
サイトのデータベースでは個々に紹介されている製品が、同協会が作成したガイドラインの6つの配慮項目のどこに当てはまっているかが記載されている。
その6つとは、
①操作がわかりやすい
②表示や情報(文字、記号、光、音、振動など)がわかりやすい
③身体への負担が少ない
④人の動きを妨げない・人が動きやすい配慮がある
⑤誤操作しにくい
⑥設置・お手入れ・保管がしやすい
である。
家事家電製品の「掃除」そして「掃除機」を検索すると、5社の31種類が
目次のように出てくる。P社の機種を選択すると、「主要な操作ボタンの文字や図記号は識別しやすい大きさ・配色・コントラストなどになっている、お手入れや消耗品の交換時期を音や光などで知らせる。取っ手・指かけ部・キャスター等、持ち運び・設置・移動が楽に行える」と紹介されている。
また、配慮項目から検索もできる。「説明書は大きな文字表示」、「スタート/停止ボタンに凸点表示がある」の2つの特徴を持つ掃除機を選択すると8種類がヒットした。家電製品購入の際、是非利用して頂けたらと思う。
星川安之 氏(ほしかわ やすゆき)
公益財団法人共用品推進機構 専務理事
年齢の高低、障害の有無に関わらず、より多くの人が使える製品・サービスを、「共用品・共用サービス」と名付け、その普及活動を、玩具からはじめ、多くの業界並びに海外にも普及活動を行っている。著書に「共用品という思想」岩波書店 後藤芳一・星川安之共著他多数
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