一般社団法人日本慢性期医療協会 4月急増、全国154施設
一般社団法人日本慢性期医療協会(東京都新宿区)と日本介護医療院協会は8月21日、介護医療院の数が6月30日時点で515施設、3万2634床になったことを発表した。
移行前の施設類型では、介護系からが458施設(2万7382床)で全体の84%を占めている。介護系の転換は全体で40%近くとなり、特に介護療養型老人保健施設からの転換は86施設4256床で、もともと対象だった9000床の約半分の移行が完了したことになる。
一方、転換型老健と経過措置からの移行は低迷。日慢協常任理事で日本介護医療院協会の鈴木龍太会長はレポートの中で「今後も増加の見込みはなく、経過措置からは介護医療院が選択肢として選ばれなかった」との見方を示している。
都道府県別の介護医療院の療養床数は、福岡県が最多で2162床。次いで京都府の2146床、静岡県の1763床と続く。全国で最も介護療養病床が多い東京都(約4000床)は1496床。3月末時点では510床だったが、手続きが一気に進み6月末までに3倍近く増えている。各都道府県では20年4月に開設した施設が154施設と多く、このほか高知県などでも介護医療院の療養病床数が急増した。
出所:厚生労働省社会保障審議会資料より抜粋
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