日本ラポール福祉協会 全国で養成講座開講
高齢者施設などを中心に、訪問理美容などを行う一般社団法人日本ラポール福祉協会(埼玉県北本市)では、「車椅子着付け」の普及を図っている。施設にて訪問着付けを行うほか、全国各地で車椅子着付け講座を開催し、車椅子着付け師の養成もしている。
「車椅子着付け」は、利用者が車椅子に座った状態のまま着付けを行うため、身体的な負担が少ないのが特徴。特別な道具は使用せず、着物への加工も不要で、利用者は自分が着たいと思うものを着ることができる。レンタルも可能。訪問着付けの場合、袴・振袖の場合は8000円から。
「着物は、代々受け継がれるものです。車椅子着付けのために、特別な加工をしてしまっては台無しになってしまいます。その点には留意しました」(菅原恵津子代表理事)
季節イベントで利用
高齢者施設などでは、長寿のお祝いなど人生の節目に合わせて訪問着付けを依頼するケースが多いという。「100歳の長寿のお祝いで市長が訪問するため、それを正装で出迎えたいという人からの依頼を受けたこともあります」と菅原代表理事は話す。
着付け講座では、車椅子着付け師の養成を目指す。熟練者になると帯装着まで3分ほどでこなせるようになるという。基礎コース、応用コース、発展コースが用意されており、受講料は基礎コースが1万5000円。
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